

地元自治会の『夏祭り』
熊谷ホームでは、毎年、地元である新田北部の夏祭りに敷地を解放しています。 7月最終の土曜日に行われるこのお祭りは、自治会・婦人会・育成会の方たちによる年に一度の "大イベント” です。 毎年7月に入ると、施設前の自治会館から "お囃子” が聞こえてきます。 音を耳にすると「お祭りはいつかな?」「お天気は大丈夫かな」と、熊谷ホームのお年寄りもお祭り気分が盛り上がり、この日を楽しみにしていました。 出発の前には、地元「八幡神社」の宮司による安全祈願が執り行われました。参加する大人たち、子供たちに向け「人と人の絆をつなぐ祭事を大切に守っていくことが大事」とのお話がありました。 時間となり、いざ!出発です。 山車には、練習を重ねてきた子供たちが乗り込み "熊谷囃子” を奏でます。熊谷ホームのお年寄りも、元気に出発する子供たちを温かく見送りました。 熊谷囃子は奏でながら進むことで "邪気を払う” と言われています。近隣を廻って熊谷ホームに帰ってくると、お年寄りが "カルピスでおもてなし” を行うのが恒例行事です。 熊谷ホームに到着してからも、お囃子が鳴りや


社会福祉法人 名栗園
「社会福祉法人 名栗園」池田徳幸理事長と4名の職員の方が来園されました。社会福祉法人 名栗園は、昭和44年に創立した歴史ある法人です。現在、埼玉県内に5つの特別養護老人ホーム、養護老人ホーム、軽費老人ホームを運営されています。 松仁会が40年前、東松山ホームを開設した時、研修を受け入れていただいた以降、ずっとお付き合いをさせていただいています。 今回は、飯能市にある「特別養護老人ホーム あしかり園」の移転増築(多床室 → ユニット型)に伴い、ユニットケアの取り組み、個別ケアなどの課題に対して情報交換会を行いました。 社会福祉法人 名栗園の創設者は、全国老人福祉施設協議会、埼玉県老人福祉施設協議会の会長も務められた "石井岱三先生” です。当法人の金子てるも、埼玉県老人福祉施設協議会の副会長として、長きにわたり石井先生と行動を共にしてきた経緯があります。 昨年の「松仁会 40周年 感謝の集い」にもご出席いただき、心温まるお祝いの言葉を頂戴いたしました。お二人とも、すでに故人となられていますが、その想いは今も大切に受け継がれています。 見学のお話をい


「第4回 一般介護予防事業 口腔機能の向上について」を行いました。
今回の一般介護予防事業は、『口腔ケアと歯磨きについて』をテーマに開催しました。 口腔ケアの目的は、歯を磨くだけでなく、口腔内全体をケアすることです。感染症を予防することや、口腔機能を維持することは身体全体を元気にし、QOL(生活の質)が向上することについてお話させていただきました。 講義の後は、口腔ケアの実践です。普段使用されている歯ブラシや舌ブラシを使い、口腔機能を理解した上で、効果的な磨き方を行いました。 毎年恒例の『コグニサイズ』では、しりとりという課題をしながらの「ステップ台昇降」、数字を記憶しながらマス目を進む「ラダー」を行いました。脳と体を同時に使うことは、「簡単そうで難しかった」との感想がありましたが、皆で笑いあい、声を掛け合う中で気持ちもほぐれていたようです。 人との交流は、介護予防の第一歩。 閉じこもりがちの生活は「口の寝たきり」になり、心身状態の機能の低下につながります。今回は8名の方が参加されましたが、顔馴染みの方も増え会話も弾むようになりました。 次回は9月7日(木曜日)10:00~ 「認知症について考えよう」を行います。


「あさがお」が咲きました。
特別養護老人ホーム 熊谷ホームの中庭"花時計”のそばにある「リュウキュウアサガオ」のグリーンカーテン。 あさがおの花が次々に咲き始めています。 この「あさがお」は、昨年12月『福祉の心を育む交流事業』で、隣接する籠原小学校の子供達と交流した事がきっかけとなり、この春"子供たちが種から育てたあさがおの苗”をお届けいただいたものです。 お年寄りの皆さんが、毎日水を撒いて大切に育ててくれています。 籠原小学校の夏の風物詩である「リュウキュウアサガオ」が、今年も見事な花を咲かせた "グリーンカーテン” となって校舎を彩っています。 おすそ分けいただいた熊谷ホームの "グリーンカーテン” も、夏本番を迎えるお年寄りのお部屋を強い日差しから守ってくれることでしょう。 籠原小学校とは、下校時の見守り、かごはら町探検、運動会への招待、敬老会でのブラスバンド演奏など、年間を通して様々な交流が行われています。 「種ができるのが楽しみ。来年は種から育てたい。」と毎朝開花するあさがおを、楽しみにするお年寄りの姿がみられるようになりました。 また新たな交流が生まれたことを


第2回 「介護者教室」
熊谷ホームでは、「第2回 介護者教室」を地域交流スペース「ふれあい教室」で開催しました。 自宅でも役立つ "着替え” "移乗動作” など「介護技術」をテーマとして、参加者の皆さんに「介護の基本・コツ」を体験していただきました。 実際に着脱介助を行ってもらい、 "着患脱健” の原則を説明する中で、介助 "する側” "される側” の負担を減らすような身体の使い方、ボディメカニクスについて介護技術指導員がアドバイス。 また、在宅で介護を行う上での健康管理も踏まえ、連日の猛暑に備えた「夏の水分摂取」の大切さや「冷房病」についてもお話しさせていただきました。 在宅事業所の職員である私たちにとっては、送迎時にご家族とお会いし、お話しを聞かせていただくことが一番の学びの場です。 また、ご家族の方からは「話せたことで、追い詰められていた気持ちが落ち着いた」とおっしゃっていただく事も多くあります。 まだ始まったばかりの「介護者教室」ですが、 "介護の問題は、一人で抱え込まないこと” "事前に知っておけばうろたえない” をテーマに、「交流する場 ⇔ 発信する場」へ


平成29年度「事例発表会」
社会福祉法人 松仁会 第3回 事例発表会を開催しました。特別養護老人ホーム、養護老人ホームなど各施設から4事例、在宅事業所から3事例、合わせて7事例の発表が行われました。 発表会に先立ち、金子理事長から「事例発表の目的は "家族が安心して預けられるようになるための取り組みの一つ” 。 "発表のための発表” とならないよう、各発表に対し自分の考え、意見を深く掘り下げてもらいたい」と挨拶がありました。 その助言を受け、発表後は各事例に対して「質疑応答」や「意見」等、内容の検討を行いました。 他の施設、事業所の発表を聞くことは、お互いの視野を広げるだけでなく、切磋琢磨する絶好の機会です。 "あいまいにしてしまった部分” に、目的と結論がうまく繋がらず、質問に対し窮する場面もありました。 閉会の挨拶の中では、池田常務より「どうすれば、より良くなるか。"今ある問題に対し目的・目標を持って取り組んでいく” こと。結果として発表に繋げられるよう頑張ろう」と力強いエールをいただきました。 なお、今回の発表の中の1事例は、9月7日~8日に新潟県で開催される「第5


第3回 一般介護予防事業「栄養改善について」を行いました。
今回は、介護予防の一つである「栄養改善」について、管理栄養士の講義の他、参加者全員で料理を行いました。 『夏の水分補給・低栄養』をテーマに、身体の構成成分(水分量)が年齢により変化することや、運動量に合わせた水分補給の必要性、また介護予防の観点から「食べること」の大切さについて講義しました。 料理教室のメニューは、 "栄養価が高く、消化吸収が良い豆腐” を材料にした <栄養たっぷり!豆腐のおかず焼き> です。 材料の効能、作り方の説明の後、エプロン、三角巾、手洗いをして調理開始です。しそとニラの香りが立ち込めると食欲をそそられました。食欲が低下しやすい夏季にピッタリのメニューで、疲労回復・免疫力アップに効果的です。 調理の後の試食では、「ツナの代わりにシャケ缶でも」「ひき肉でも美味しいわね」と、次々にアレンジ料理の意見が飛び交いました。 共同作業の効果は、コミュニケーションによる仲間づくり。そして会話の中から引き出される脳トレです。この事業を継続し、「いつの間にか脳トレ」「いつの間にか仲間づくり」を目指していきたいと思います。 次回は7月20日(


東松山ホームの「七夕」
東松山ホームでは毎年、新宿小学校親子ボランティアの子供達と一緒に、交流を兼ね七夕の飾り付けをしています。 利用者の願い事を、子供たちが短冊に書いてくれました。 短冊には「家族みんな幸せに。」の文字がありました。 離れて暮らしていても、思いは家族のもとに・・・。 施設からは、 "利用者皆様の健康とご長寿” を願い事に書かせていただきました。


中学生チャレンジ体験(7/3~7/5)
東松山私立東中学校2年生の生徒さんが、3日間の職場体験に来てくれました。色々な職種の中から、福祉の職種を選んでくれた3人です。 高齢者との関わりはあまりないと話していましたが、初日から利用者と、笑顔で関わりを持ち接してくれていました。 3日間の体験を終えて、「介護の仕事の内容を知り、興味を持つことができた」と感想がありました。 「思いやりの心」「命の大切さ、尊さ」を感じ取っていただけたら何よりであると思います。将来、介護の仕事に進んでいただけたら嬉しいです。