

介護技術研修(2月)
熊谷ホームで毎週月曜日に開催している「介護技術研修」ですが、2月のテーマは「移乗介助」でした。 身体の左側に麻痺のある方を想定し、ベッドから車椅子に移乗の動作を行いました。 お年寄りの役を交代で行うことにより、“介護される側”の状態も同時に体験しています。 立位から身体を回転させる「移乗介助」は、お年寄りに安心して身を任せて頂かなくてはなりません。介護者が上半身だけしか使わずに行おうとすると、お年寄りの身体が付いて来ず、車椅子に巻き込んでしまうことになります。 「ボディメカニクス」の原理をもとに、「腰を落とし、足を開き、全身で受け止める」ことが必要です。 経験の長い職員の“くせ”に改めて気付く場面もあり、自らの介護技術を修正する機会となっています。 3月は「食事介助」を行う予定です。


実習生受け入れ(2/6~2/22)
高崎健康福祉大学1年生の現場実習の受け入れを行いました。 前半の6日間は訪問介護事業所で実習。 養護老人ホームにお住まいの方の各居室に訪問し、排泄介助や掃除や洗濯、「足浴介助」も体験しました。 後半の6日間はデイサービスセンターでの実習です。 体操やレクリエーションをしたり、食事・入浴介助を学びました。一人ひとりと向き合い「どんな方法で話しかけたらいいか」など、工夫してコミュニケーションをとる方法を学んでいただきました。 最終日、実習の振り返りでは、「訪問介護での個別ケア、通所介護でのコミュニケーションの取り方、自分の中で課題を見つけ、対応することが出来るようになりました」と話してくれました。 初日とても緊張した様子で取り組んでいた学生さんが、後半には自分に自信をもって関わってくれるようになった姿が印象的でした。 学生さんに教えることは、職員にとって“自分たちの振り返り”に繋がります。 12日間ありがとうございました。 学生生活の中でたくさん経験を積み、是非また遊びにきてください!


『シニア世代介護チャレンジ入門研修』
東松山ホームでは、埼玉県が推し進める“介護職員の人材確保事業”の一環である「埼玉県高齢者等介護職就労支援事業」の委託を受け、定年退職した60~70歳代の方を対象に“介護チャレンジ入門研修”を実施しました。 今回の研修を「第2の人生のスタート」として考えられている方も多く、熱心に耳を傾けていただきました。 全3日間の講義や見学などを通し「介護の仕事に対するイメージが変わった」「介護全般は無理だとしても、掃除・洗濯・配膳くらいであれば・・・」「社会のお役に立ちたい」など、就労への積極的な感想をいただくことが出来ました。 参加の方々は、今後、初任者研修を受けられる方、施設での就労体験を行う方など、それぞれご自分に合った方法で今後の方向性を決めていかれる事となります。 東松山ホームでは、今後もシニアの方のチャレンジを応援してまいります!


「介護者教室」を開催
地域の皆さんと介護や健康をテーマに「ともに勉強していく場」である“介護者教室”も今回で3回目の開催となります。 「冬季の感染症対策」「冷えや肩こりの解消法」など、家庭で実際に役立つ耳寄りな情報をワンポイントアドバイス。 「認知症の診断 ~長谷川式認知症スケールについて」では、真剣にご自身の点数を確認される方もいらっしゃり、関心の高さがうかがえました。 平成29年度の日程はまだ未定です。 トピックス欄でお知らせしていきますので、引き続きご覧いただければと思います。 担当は 特養 熊谷ホーム 倉崎です。


地域密着型運営推進会議
熊谷ホームでは、地域密着型事業所に位置付けられている「運営推進会議」を行いました。 会議では情報交換だけでなく“より開かれた施設”を目指し、地域関係者の方と入居されている利用者の方で交流を図る場面を作っています。 栄養課職員が中心となり、入居者の方と「桜餅」作りに挑戦。ホットプレートで皮を焼き上げると、桜の香りが広がり、一足早く春を感じることが出来ました。 推進委員の皆様との情報交換では、「地域における一人暮らしの高齢者」への見守りなどの問題が出されました。希薄になりつつある“ご近所さん”の関係が、孤立を深めてしまっているとの事です。 現在おこなっている「介護者教室」や「いきいき生活応援隊」などの地域に向けた活動を、更に発展させ“見守り機能”の一端に繋げていければと考えています。


社会貢献活動ボランティア
東松山ホームでは、さいたま保護観察所からの依頼を受け、「社会貢献活動」のボランティアを受け入れています。 この活動は、保護観察中の人たちが、地域社会に貢献する活動を行うことを通じて、立ち直ることを目的としています。社会の役に立つ体験や、「ありがとう」と言われる経験などから「自己有用感」や「規範意識」を得る効果があります。 平成27年度より、ふた月に1回(2時間程度)ボランティア活動をしてもらい、これまでには草むしりや窓ふきなどもして頂きました。 この日は、保護観察対象者、保護司、保護観察所職員の方8名が来園し、入所者と交流しながら食堂の床掃除をしてもらいました。 東松山ホームでは、今後も継続して活動に協力できればと考えています。


三尻中学校キャリアスタートウィーク
市内中学校では授業の一環として、市内の各会社での「職場体験」を行っています。 高齢者総合ケアセンター熊谷ホームでは、開設当初から中学生の職場体験の場を提供しています。 今年度は、三尻中学校2年生2名が1/30~2/3の5日間、特別養護老人ホームに来園し、お年寄りの皆さんと触れ合いました。 「お年寄りや障がいを持った人に優しく関わりたい」「介護の仕事の大変さ、やりがいを感じた」という2人。 5日間の体験を通し、福祉の仕事を理解してもらえたようです。