

企業内保育所「ひまわり保育園」開設に向けた職員研修
職員の福利厚生を目的に、準備を進めてきた「企業内保育所」が完成。4月スタートに向け職員対象の研修を開催しました。 松仁会 熊谷ホームの企業内保育所「ひまわり保育園」は“認可外保育所”として、職員の子どものみを受け入れ対象としていますが、“安心して預けられる場所”として、しっかりとした「保育理念」に基づき運営していきたいと考えています。 明るく家庭的な環境で『子どもの安全や情緒の安定をはかること』『成長に応じて必要な生活習慣を養い健康な身体を作ること』そして『明るく、元気に、やさしい心』を育んでいきたいと思います。 外部講師としてお招きした「社会福祉法人 育慈会 ことぶきイーサイト保育園」の高田綾園長先生のお話の中には「子ども」と「お年寄り」それぞれ対象は違えど“受容すること”や“家族との信頼関係の大切さ”など、介護の分野とのたくさんの共通点を見つけることも出来ました。 「ひまわり保育園」として4月1日開設します。 保護者とともに“育て・育ちあう”関係作りを目指していきます。


婦人会との料理教室(25日・27日)
熊谷ホームにて、婦人会と施設入居者での合同料理教室を行いました。 地域交流スペース「ふれあい教室」には、“講師用・生徒用”として3台の調理台を設置しています。 この設備をどう有効活用したらいいか?と考え、平成19年度から「地域の婦人会と施設入居者が交流できる料理教室」を始めました。 熊谷ホームの近くにある「埼玉県調理師専門学校」から講師を派遣していただき、本格料理に挑戦してみようというものです。 今年で9回目の開催となりますが、“イタリアンが専門”である香田晃弘先生とは、すっかり顔馴染みの関係です。 “家庭料理に少し手を加えることで本格イタリアン”を優しく教えてくれる香田先生に、地元婦人会の方からもファンが多く大好評をいただいています。 今回のメニューは 「ボルシチ風煮込みパピヨット仕立て・人参のポタージュ・チーズ蒸しパン」 “97歳 最高齢の男性"を筆頭に、入居者の方も毎回楽しみにしている行事です。


実習生の受け入れ 東京福祉大学(2/13~3/14)
熊谷ホームでは、東京福祉大学3年生の介護実習を受け入れました。 特養の中でも“認知症のある方が多く入居されているユニット”での1ヶ月の体験でした。 「元気にあいさつ」「しっかりコミュニケーション」「介護技術の習得」など、目標を決めて関わりを深めていきましたが、途中“何をしたらいいか分からない”など悩みも多かったようです。 担当の先生のきめ細かな巡回指導もあり、徐々に自分の“立ち位置”を考えられるような姿が見られました。 実習後半には、笑顔でお年寄りと関わる場面が増え「介護の業務」の一連の流れを理解していただくことが出来たと思います。 1ヶ月間お疲れ様でした。 行事などの機会には、是非また元気な笑顔を見せに来てください。


第4回 いきいき生活応援隊(介護予防講座)
熊谷ホームデイサービスセンター主催の「第4回いきいき生活応援隊 介護予防講座」を行いました。 地域交流スペースが「企業内保育所」設置に向けた改修工事の為、デイサービスの場所を使って開催となりました。 今回は、25名の参加者のうち、10名の方が初めてのご参加でした。以前参加していただいた方からのお誘いや、口コミでいらした方の参加が増えてきました。 少しづつですが、地域の方に広がりつつある事が何よりの励みになります。 「熊谷市 介護予防メニュー 健康いきいきサポーター」に登録させていただきました。 今後は熊谷市の広報・ホームページにも紹介されることになります。是非ご覧いただければと思います。 平成29年度は、6月、9月、12月、3月の開催予定です。 日程が決まりましたらホームページ・ちらし等でもご案内させていただきます。 問い合わせは 熊谷ホームデイサービスセンター 吉田まで お願いします。


東松山市立新宿小学校「総合学習」(3/6~3/8)
東松山ホームでは、昨年度から新宿小学校の総合学習として5年生の受け入れを行っています。 「高齢者福祉や地域の人々の暮らしについて、共に生きることを学ぶことが目的」の授業です。 今年も5年生の3クラスの生徒さんが3日間に分かれて来園し、踊り・劇・歌を披露してくれました。 ホームでも、貼り絵やけん玉、コマなど昔の遊びを用意し、お年寄りと共に楽しんでいただきました。 その後子供たちは「高齢者疑似体験」に挑戦。キットを装着し実際に施設内を歩いたり、車椅子で移動したりの体験を行いました。 お年寄りの身体の不自由さが分かったと、貴重な体験ができたようです。 「今度はボランティアとして来たい」と言ってくれた生徒さん達!ありがとうございました。


外部機関による「衛生点検」
松仁会では、各施設(東松山ホーム・熊谷ホーム)自前での給食を提供しています。 「安全でおいしい食事」の提供するためには“献立や調理の工夫”だけでなく“衛生管理・食中毒予防等の取り組み”が前提となります。 内部での点検だけでは“甘さ”や“慣れ”が生じます。そういった視点から「外部機関による年2回の衛生点検・研修」を行っています。 今回は“感染症対策セミナー”として「ノロウィルスの予防」「食中毒・感染症の集団感染が発生した場合の、施設が受ける“経済的損失”」などについての研修を受けました。 危機管理に対する意識を、改めて強く感じる事が出来たと思います。


総合防災訓練
高齢者総合ケアセンター熊谷ホームでは、通常の防災訓練の他に年に1回、近隣の自治会の方に参加・協力を呼びかけ“総合防災訓練”を行っています。 熊谷ホームの位置する「籠原地区 新田北部自治会」とは、災害時相互援助協定を締結しています。地震・風水害・火災等の災害発生時には相互に援助活動を行い、損害を未然に防止または最小限にとどめることが目的です。 熊谷ホームは新田北部自治会だけでなく、4つの自治会と隣接する位置関係にあるため、総合防災訓練はそのすべての自治会の方に参加をお願いしています。 有事の際に備え、自治会の方にも避難方法などの手順や、お年寄りの状況等についても把握してもらっています。 立ち会いの熊谷市玉井消防署の方からは「以前、籠原地区で“つけ火”でのボヤ火災が頻発した時期に、自治会が独自にパトロールを強化し大事に至らなかった」「住民の活動や、協力体制が強固な地域」というお話がありました。 今後は、地域の方にご協力をいただくだけでなく、“施設の機能やノウハウを還元できるような仕組み”を作っていきたいと思います。


虐待防止委員会の研修(2/28~3/2)
どのような行為が“虐待”につながるのか? 高齢者虐待防止法で規定されている虐待の防止は当然ですが、今回の研修では日ごろ業務を行う上で“自覚していない虐待”について考えてみました。 「利用者が不快と感じる事を考えてみる」ことが必要ではないかとの思いから、介護職員を対象に高齢者疑似体験を行いました。 行った体験は「重りをつけて可動域の制限」「耳栓では耳を聞こえづらく」「目もアイマスクで視界を白くする」などで、実際にその状態で「歩いてみる」「車椅子にのってみる」「字を読む」などの動作を行い、高齢者のハンデを体験しました。 「想像以上に怖く動きづらい」 「急に話しかけられたり、急に動かされるのも恐怖に感じる」 難聴の方に対しては「声を掛けたつもりでも利用者には聞こえていない」という事も改めて感じる事が出来ました。 介助の際「職員のペースで行うこと」イコール「その行為そのものが虐待につながる可能性」があることを実感しました。 業務の中で忘れがちになっていることを、改めて考えることが出来た研修でした。