こうしてはいられない

 職員はそれをこちら側の都合で「無断外出」と言ってはいるが、その言葉が管理上の一方的な表現であることを忘れてはならない。それどころか、本人の身になって考え、理解しようとする努力を惜しんでは、ただ拘束するだけになってしまう。
 心ある介護とは、介護される人の気持ちを理解しようとする難しい壁を越えた、その先に初めて存在する。