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「緊急時における食事提供」訓練

 この日、東松山ホームにおいて「緊急時における食事提供」訓練を行いました。

「もしも厨房職員が新型コロナウイルスに感染してしまったら・・・。」

「厨房職員の誰かが感染し、厨房職員が全員休むような状況になったら・・・。」

「設備等の消毒が必要となり、食器も使用出来ないような日があったら・・・。」

という事態を想定し、「仕出し料理屋さん」に食事を配達してもらい、入居者さんに朝・昼・夜の3食を無事提供出来るような訓練です。

 

 当日の朝、朝食が配達されてからは体験したことのないようなバタバタ・・・。

 この日は “より現実的” な訓練とするため、管理栄養士以外の厨房職員には休みをとってもらい、各ユニットへの食事の振り分けも介護職員自身で行いました。初めての事で慣れていませんが、食事形態と数量を確認しながら各ユニットや食事スペースに運び配膳しました。

 味付け、食材の大きさ、形態別の安全性についても管理栄養士と介護士が最終確認し、無事入居者に朝食を食べていただく事が出来ました。

 お昼はカレーライス。

 ライスとカレールーについても事前打ち合わせどおり、それぞれ普通食からペースト状まで4種類の形態別で配達していただきました。


 またこの日は同時に「災害時における炊き出し訓練」も行いました。

 今回、法人で購入した「炊き出し調理器具」を使い、入居者のメニューと同じくカレーライス100人分を作り、出勤職員全員に試食してもらいました。味については問題ありませんでしたが、管理栄養士が中心となり「炊き出し」を行ったことで色々な課題、必要な備えについても想定することができました。



 夕飯になると配膳までの流れもスムーズになってきました。また徐々に職員からも改善点と今後の工夫に対し意見がでてきました。

 いつもとは違う食器、盛り付け、雰囲気の中での食事でしたが、“食事の味” については入居者の皆さんから大好評でした。

 普段とは違う、慣れない「高齢者向けのお弁当」「多様な形態別の調理」だったとは思いますが、さすが “プロの料理屋” の対応力・・・という印象を受けました。



また、この訓練の反省や工夫を反映させた、朝・昼・夜の3食、一週間分の「緊急時における弁当メニュー」を完成させました。

 栄養バランス、カロリー摂取面、緊急時に安全に食べる事ができる形態別メニューを、株式会社 マルイ さんと打合せし、緊急時用に準備することが出来ました。

 これで、同法人の「熊谷ホーム」での緊急時にも、食数だけの変更で対応が可能となります。

 今回の訓練によって「新型コロナウイルス」だけでなく、今後起きてしまうかもしれない “食中毒” や “ノロウイルス” 、“災害時や緊急時” に対しても準備ができたと思います。


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