虐待防止委員会の研修(2/28~3/2)
どのような行為が“虐待”につながるのか?
高齢者虐待防止法で規定されている虐待の防止は当然ですが、今回の研修では日ごろ業務を行う上で“自覚していない虐待”について考えてみました。
「利用者が不快と感じる事を考えてみる」ことが必要ではないかとの思いから、介護職員を対象に高齢者疑似体験を行いました。
行った体験は「重りをつけて可動域の制限」「耳栓では耳を聞こえづらく」「目もアイマスクで視界を白くする」などで、実際にその状態で「歩いてみる」「車椅子にのってみる」「字を読む」などの動作を行い、高齢者のハンデを体験しました。
「想像以上に怖く動きづらい」
「急に話しかけられたり、急に動かされるのも恐怖に感じる」
難聴の方に対しては「声を掛けたつもりでも利用者には聞こえていない」という事も改めて感じる事が出来ました。
介助の際「職員のペースで行うこと」イコール「その行為そのものが虐待につながる可能性」があることを実感しました。
業務の中で忘れがちになっていることを、改めて考えることが出来た研修でした。